メディア対応を中心に、
広報業務を幅広く担当
当社の広報には、「新聞・テレビなどメディア対応」「グループ報・社内報の制作・発行」「イベントなどPR活動」という大きく3つの業務があります。私はメディア対応を主に担当しながら、さまざまなイベントなどにも携わっています。取材撮影への対応もイベントも、広報だけの力ではできないことが沢山あります。企画の内容に応じて社内外のさまざまな人にお願いし、それぞれの意向や都合を尊重しながら、どうしたら関わる人々の満足度を上げられるか、最適解を探していきます。抜けや漏れがないようにギリギリまで打ち合わせ、当日も状況変化や新たな要望に臨機に対応していきます。大変ですが、やり遂げた後の達成感は非常に大きい、やりがいのある仕事です。
番組の撮影準備に2か月半。
沿線中を駆け巡る
広報担当2年目に担当した60分の長時間テレビ番組の撮影は、広報という仕事の難しさと醍醐味を教えてくれました。テレビ局との打ち合わせの中では、駅や電車に加えて乗務員の事務所や車両センター、保線車両など、「相鉄らしさ」を最大限発信できるようなコンテンツを求められていました。さらに「相鉄の知られざる魅力を伝えられるクイズを考えてほしい」と言われ、私は依頼と情報収集のために会社中、沿線中を走り回りました。準備と調整に丸々2か月半をかけ、撮影当日も細かな変更や追加の要望に応え続けました。撮影が終了した時には、こみ上げて来るものがありました。広報の仕事は、数え切れない方々の協力があって成り立つものであり、常に感謝の気持ちで仕事をしなければならないと、改めて痛感しました。
直通運転はゴールでなく、
全国区へのスタート
2023年3月18日、相鉄線・東急線の相互直通運転が始まりました。その前後には多くのイベントが開催され、私たちも期待を胸に忙しい日々を過ごしています。私は、「これはゴールでなくスタート。開業後こそ本当の勝負だ」と考えています。相鉄沿線には大きな観光施設がなく、緑豊かな住宅街が広がっています。相鉄は、住んでいただくことで本当の良さが感じられる路線です。新たな乗り入れ先の人々が相鉄沿線に興味を持ってもらえるよう、さらに魅力を発掘・発信していく必要があります。今回の新横浜駅乗り入れで、新幹線を経由して東海・関西地区の人々ともつながります。全国区の鉄道を目指し、広報の果たすべき役割もさらに広がりそうです。
鉄道会社の未来の姿を、
一緒に考えよう!
年齢や役職に関係なく、仕事を任せ、意思を尊重してくれる会社です。イベントの依頼や相談に行くと、誰もが気さくにアドバイスをくれる風通しの良さもあります。私は入社後に駅係員、車掌、運転士と、現場業務を1年ずつ経験しました。当時は運転士になることに不安がありましたが、今となってはこれらの経験が広報の仕事をする上での大きな武器となっています。鉄道専業の当社で、鉄道人として生きていくのが、相鉄社員です。今後の鉄道会社はどうあるべきかを真剣に考え、ともに未来を創っていきましょう。
※インタビュー内容は取材時のものです