サステナビリティファイナンスの取り組み

相鉄グループは、SDGs達成への貢献等を評価し行われるサステナビリティファイナンスによる資金調達や、資金使途を環境面に配慮したプロジェクトへの充当に限定するグリーンボンドを活用し、目標達成への貢献を目指しています。

サステナビリティ・リンク・ローン

サステナビリティ・リンク・ローンとは、資金使途を特定せず、企業のサステナビリティ戦略に即した定量的な達成目標をサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲットとして契約時に定め、目標の達成状況に応じて金利条件等の受付条件を変動させる融資商品です。

マテリアリティ(重要課題)の解決に向けた特定の当社グループの取組みについて、ステークホルダーの方々にご理解いただくべく、2024年3月に「サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク」を策定しました。

フレームワーク

※ 2025年2月 基準年度を含むCO₂排出量実績値の修正を行ったことに付随しフレームワークを修正いたしました。

外部評価

上記フレームワークについて、「サステナビリティ・リンク・ボンド原則2024」、「グリーンボンド及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン2024年版」、「サステナビリティ・リンク・ローン原則2023」及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2024年版」への適合性および透明性の確保のため、株式会社格付投資情報センター(R&I)より第三者意見を取得しています。

SPTとインセンティブ

本フレームワークに基づき実行するサステナビリティ・リンク・ローンにおいては、以下のSPTを使用します。また、インセンティブとしてSPT達成状況に応じて融資契約の金利が変動します。

SPT:相鉄グループにおけるCO₂排出量を2030年度までに2020年度対比42%削減すること。

サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワークを適用した融資契約

契約締結日 2024年3月26日
組成金額 270億円
調達期間 10年
アレンジャー兼エージェント 三井住友信託銀行㈱
セカンドオピニオン ㈱格付投資情報センター
貸付人(五十音順) ㈱池田泉州銀行、㈱関西みらい銀行、㈱紀陽銀行、㈱京都銀行、㈱群馬銀行、㈱山陰合同銀行、㈱七十七銀行、㈱中京銀行、三井住友信託銀行㈱、㈱りそな銀行

人的資本経営分析融資

相鉄グループは株式会社三井住友銀行と「人的資本経営推進分析融資」の融資契約を締結しました。本融資は企業の人的資本経営に関する取組や情報開示を評価し、取組や情報開示の適切さについての現状分析、今後の課題、課題への取組事例などが還元される融資です。

評価内容

三井住友銀行から優れた取り組みと情報開示を実施しているとの評価を受けました。

  1. 人財戦略の議論において経営層が中心となって様々な議論がなされている。
  2. 役員管理職や全社員対象とした研修を開催するとともに、入社や昇進のタイミングでコンプライアンス研修を行っている。
  3. 統合レポートや中期経営計画において人材育成やDX強化、ダイバーシティ推進に向けた取り組みが開示されている。

これからも相鉄グループは多様な“人財”と共にお客様の喜びを実現し、地域社会をよりよくするために将来に向けた価値創造を目指していきます。

グリーンボンド