TOP社長メッセージ
代表取締役社長 滝澤 秀之
相鉄グループは、2019年11月に「相鉄・JR直通線」、2023年3月に「相鉄・東急直通線」を開業させ、都心や新横浜に直接アクセスできる沿線環境を構築しました。しかし、これはゴールではなく、企業として成長し、いっそう地域社会の発展に貢献していくための新たなスタートラインに立ったに過ぎません。
ここからさらに価値創造を進め、しっかりとお客様の求める商品・サービスに応えていくことが我々の企業としての重要な使命です。これを実行するにあたっては、これまでも一貫して持ち続けてきた「沿線に住む地域の人々にどう寄り添い、利便性を提供するか。」という『想い』を私たちの重要なパーパスとして大切にするとともに、未来へも継承していくことが重要です。
長期的な経営課題は、沿線人口減少と高齢化によるマーケット縮小への対応です。マーケットが縮小する中で持続的な成長を実現していくためには、小手先ではなく正面から取組んで新しいビジネスモデルを創造することが重要です。あわせて既存事業の構造改革も進めることで、グループ総合力最大化を図り事業基盤を盤石なものにしていくことが必要です。
「選ばれる沿線」に向けて、お客様が求める商品・サービスをしっかりと提供するとともに、サステナブルな街づくりにより「人生100年時代を活き活きと過ごせる沿線」の創造を進めていきます。また、これまで沿線で確立してきたプラットフォームの強みを活かし、沿線外への事業領域拡大も推進します。
経営方針、戦略の実現と相鉄グループの持続的な成長にとって最も重要な経営資源は人財であることは言うまでもありません。
昨今では事業環境が複雑化する中で「人財の多様性」が重要だと言われています。当社グループにとっても人財の多様性は不可欠な要素です。しかしながら、ただ多様性が進めば成長するということではありません。多様性によって新たな視点や発想が生まれ、新たな課題の発見や、新たなチャレンジをすることが持続的成長につながると考えています。そのためには様々な価値観、知識、発想、経験がぶつかりあう自由闊達な組織が必要です。相鉄グループはそういう企業を目指していきます。
相鉄グループは様々な事業を行っており、そこには皆様の持つ力を発揮するフィールドが広がっています。ぜひ皆様と共に相鉄グループの未来を創っていきましょう。