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新型車両「13000系」を導入【相模鉄道】

2025年度から、順次相鉄線に
デザインブランドアッププロジェクトは次のステージへ、次の「未来」へ

相模鉄道株式会社

相鉄グループの相模鉄道㈱(本社・横浜市西区、社長・千原 広司)は、2025年度から順次相鉄線に、新型車両「13000系」(以下、同車両)を導入します。

相鉄グループでは、2014年から駅舎や車両、制服などを統一したコンセプトでデザインする「デザインブランドアッププロジェクト」を進めてきました。今回「デザインブランドアッププロジェクト」の第2フェーズとして、これまでのデザインコンセプト「安全×安心×エレガント」に「未来」というキーワードを加えて同車両をデザインし、新型車両として導入するものです。

同車両の前面は、水を切り拓いて進む、海の生き物の流麗な造形を参考にデザイン。また前照灯は、新たに加えたコンセプト「未来」に基づき「未来を見つめる目」をデザインし、それを表現するために、クリスタルカットされたアクリルを配置した、相鉄のオリジナルとなっています。なお、この前照灯の両端部には新たに「Concept Emblem(コンセプトエンブレム)」と呼ぶエッジの際立った部品を新設し、より一層エレガントさを感じられる工夫を施しています。今後、全体パースや運行開始時期、運行区間、車両情報などの詳細は、決まり次第お知らせします。

13000系の特徴である「前照灯」(イメージ)

相模鉄道では、これまでも「デザインブランドアッププロジェクト」の概念に基づいて「12000系」(相鉄・JR直通線用車両)や「20000系」、「21000系」(相鉄・東急新横浜線用車両)」などを導入し、沿線のブランドイメージ向上に尽力してまいりました。今後、相鉄線沿線では、相鉄本線「瀬谷駅」から北に約2キロの場所で、「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」が開催されるなど、これまで以上に相鉄線沿線に沿線外の方々が訪れます。お客さまの一番のタッチポイントである車両に、「新コンセプト」に基づいた新型車両を順次導入することで、「次のステージ」へ、「未来」へ、相鉄線や相鉄線沿線のさらなる認知度向上・イメージ向上につなげてまいります。

新型車両「13000系」の概要

1.車両名称

13000系

2.導入年度

2025年度から順次

3.車両コンセプト

安全×安心×エレガント×未来

4.車両の特徴

【車両全体】
○生き物のような流麗な造形

【車両前面】
○力強く頼りがいのある、それでいて優しさも感じられるような顔つき
○スピードを感じるシャープなエッジと有機的形状の融合した造形

【前照灯】
○未来を見つめる切れ長の目
○入線時にホームから車両の横顔が美しく見える新設計を実施
○前照灯の両端部には、「13000系」の「Concept Emblem」を採用
○前照灯の内部には、線路の色であるさび色をイメージした配色を実施

【車体色】
○横浜をイメージした濃紺色「YOKOHAMA NAVYBLUE」で塗装

5.その他

全体パース・運行開始時期・運行区間などは、今後詳細が決まりましたら、お知らせします。

車両側縁に設置される「Concept Emblem」 (イメージ)

「デザインブランドアッププロジェクト」の概要

1.名称

デザインブランドアッププロジェクト

デザインブランドアッププロジェクト「公式ウェブサイト」
※公式ウェブサイトは、2月7日(金)16時ごろ更新予定です。

2.目的

2014年から開始。お客さまとのタッチポイントである駅舎や車両、制服など統一したコンセプトでデザイン・リニューアルすることで、相鉄グループや相鉄線、相鉄線沿線のブランディングや認知度、イメージ向上を目的に実施。

3.コンセプト

これまでの100年を礎に、これからの100年を創る。
Thinking of the next century.

4.これまでのデザインコンセプト

「安全×安心×エレガント」
~目先のトレンドに左右されない「醸成するデザイン」~

5.新コンセプト【第2フェーズ】

6.これまでの導入事例

【主な車両】

【主な駅舎】

【参考】車両デザイン

○デザイン過程

デザインコンセプトは「安全×安心×エレガント×未来」。

未来を見つめる顔をデザインするために、生成AIも活用しています。はじめにスケッチを
繰り返し、その中から原形となるイメージを3Dでモデリング。それらを生成AIに学習させ
何千というバリエーションを出力し、そこからセレクトしたものに更に手を加えていきました。
アナログな作業でデザイン修正したり、再構築したり……。検証作業を繰り返し行うことで、
純度の高いデザインを目指しました。

相鉄線沿線の皆さまはもちろん、ご利用になるお客さま、鉄道を愛する皆さまに愛される車両に
なることを一番に考えてデザインしました。未来へ向けて。

○水野 学氏プロフィール

good design company 代表
1972年生まれ。1998年 good design company 設立。

ブランドや商品の企画、グラフィック、パッケージ、インテリア、宣伝広告、長期的なブランド戦略までをトータルに手掛ける。

2013年より、相鉄グループ「デザインブランドアッププロジェクト」に携わり、全体のクリエイティブディレクターとして、車両・駅舎・制服のリニューアルから広告・PR・イベント企画まで幅広く担当。相鉄車両のデザインは、9000系リニューアル車両(2016年)、20000系(2017年)、12000系(2018年)のデザイン監修に次いで、今回で4車両目となる。

世界三大広告賞の「Cannes Lions」金賞、「The One Show」金賞、「Clio Awards」銀賞ほか、国内外で受賞歴多数。

○吉田 真也氏プロフィール

SYD INC.代表

・1984年生まれ
・2012年
SHINYA YOSHIDA DESIGN設立。元自動車のメカニックの経歴を活かし、日用品のプロダクトデザインからエンジニアリングまで、幅広いプロジェクトに参画。

・主な受賞歴
iF DESIGN賞、GOOD DESIGN賞、ELLE DECOR Young Japanese Design Talent、毎日デザイン賞2019ノミネートなど


印刷用 報道発表資料(PDF版)