コンプライアンス
相鉄グループでは、サステナビリティ経営推進における重要課題の一つとして「コンプライアンス経営の推進」を掲げ、グループ全体でコンプライアンスに取り組んでいます。
コンプライアンス推進体制
コンプライアンス経営を含むサステナビリティ取り組み推進のため「相鉄ホールディングス取締役会」をサステナビリティ取り組みの基本方針、その他の重要事項の決議機関としています。その下に相鉄ホールディングス社長を委員長とする「相鉄グループサステナビリティ委員会」「相鉄グループサステナビリティ推進会議」を置いて、必要事項を審議、決定しています。
相鉄グループサステナビリティ委員会の委員として各社社長を、相鉄グループサステナビリティ推進会議のメンバーとして各社サステナビリティ担当役員を置き、コンプライアンス経営の推進を図っています。グループ各社は、実施する取り組み内容やスケジュールを自社の状況に合わせて設定し、年度末に実施状況の検証を行い、次年度の活動につなげています。
サステナビリティ経営の意義と取り組み内容についてグループ社員の理解を深めるため、役員・管理職を対象とした「役員・管理職講演会」やパート・アルバイトを含む役職員を対象とした「全員研修」を年1回開催するほか、入社や昇進のタイミングでは「コンプライアンス研修」を行い、社員への注意喚起の機会としています。また役職員に配布する「相鉄グループ経営理念・サステナビリティカード」やグループ報、職場に掲出するポスターなどを活用して、理解促進を図っています。
相鉄グループ役員・社員行動原則
相鉄グループでは、役員・社員が相鉄グループ経営理念を実践していくための基本原則として、「相鉄グループ役員・社員行動原則」を定めています。
内部通報制度
コンプライアンス違反(法令・規則違反)を防ぎ、自浄作用の働く風通しの良い職場とするため、2005年度から「相鉄グループヘルプライン」を設置しています。これは職場でのコンプライアンス違反あるいはそのおそれのある事象について上司への通報・相談ができない場合に、社内および所定の社外窓口にて通報・相談を受け付けるものです。通報・相談することにより不利益な取り扱いを受けることがないよう、内部通報に関する規程により通報者の保護について明確にし、徹底しています。パート・アルバイト・派遣社員などを含む相鉄グループの役職員が利用することができ、ヘルプラインへの通報が職場の課題解決につながる例も増えています。
ハラスメントへの対応
相鉄グループ全社を対象とした「相鉄グループ ハラスメント・人間関係ホットライン」を2011年度から運用しています。これはハラスメント、職場での人間関係や仕事上の悩み、メンタルヘルスに関わる問題などを幅広く相談できる外部相談窓口で、パート・アルバイト・派遣社員などを含む相鉄グループの役職員が利用できます。気軽に悩みを相談できる窓口を設けることで、社員が安心して働ける環境づくりの一助としています。