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地元で愛され続ける
昔ながらの江戸前鮨

和田町駅から徒歩3分ほどの場所にある【竹世寿司】は1954年に創業しました。初代は東京・目白の店で腕を振るい、その後、江戸前鮨を楽しめる店として横浜で店舗を開業し、地元の人たちに愛され続けてきました。現在は三代目の山室貴嗣さんがその味を守っています。横浜中央卸売市場で仕入れた新鮮なネタと、 しっかり甘さを効かせたシャリが自慢。ネタの大きさや味わいに合わせてシャリの量を調整して握っています。

山室さんは、小学生のころには出前の手伝いをしていたそうで、鮨職人の道を一本に研鑽を積んできました。三代目の握るお決まりのお値段は、『並寿司』が1000円、『上寿司』でも1700円と、庶民的な価格で提供しています。「安いからといって、それなりのものを提供しているわけではありません。品質の高いネタを揃えています」と自信をのぞかせます。

昔懐かしい『寿司折詰』もあります。鮨を楽しんだら、家で待つ家族のためのお土産を手にして、ほろ酔い気分で帰る、なんて乙な楽しみ方もできるのです。

ねじり鉢巻き姿で板場に立つ、三代目の山室貴嗣さん。カウンター席のほか、テーブル席やお座敷もあります
美しく盛られた刺身。中トロ、イカ、甘エビ、カンパチ、タコ、アオヤギ、白魚、子持ち昆布、ツブガイなど
中トロ2貫、エビ、イクラ、ホタテガイ、玉子、穴子、鉄火巻きを楽しめる『上寿司』。旬魚の握りも多数
日本酒のラインナップはすべて山室さん自らが試飲して厳選したもの。神奈川県の地酒もいただけます
竹世寿司の
イチオシポイント
イチオシメニュー
丁寧な仕事ぶりが光る
『煮穴子の炙り』
東京湾で捕れた江戸前の穴子をふっくらと煮上げ、香ばしく炙ってからツメを塗って仕上げた逸品です。ふわふわの身が、甘いツメと絡み合いながら口の中でとろけていきます。「甘辛い」というよりは、穴子の香りと旨みが引き立たたせる「上品な甘さ」が特徴です。
おすすめシーン
ネタケースにずらりと並ぶ
鮨ネタを吟味する愉悦
カウンターに座り、ケースの魚を眺めながら注文するのが醍醐味です。「ルールはないので、好きなものを食べてください。ただ、造りと酒はほどほどに楽しみ、握りでお腹を満たしてもらえると嬉しいです」と山室さん。定休日の翌日は、先代が海で釣ってきたアジが並ぶことも。
SO06
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