20000系は、東急線方面へ円滑に運行できるよう検討された電車です。
前面には貫通扉を設置し、車体の幅を狭めたストレートな断面構造としました。
そうした前提のもとで「通勤車両」というカテゴリーから、
豊かで安心感のある、相鉄線の新しい顔へと昇華させました。
PHILOSOPHY
20000系は、東急線方面へ円滑に運行できるよう検討された電車です。
前面には貫通扉を設置し、車体の幅を狭めたストレートな断面構造としました。
そうした前提のもとで「通勤車両」というカテゴリーから、
豊かで安心感のある、相鉄線の新しい顔へと昇華させました。
STORY
20000系は、新世代アルミニウム製車両のパイオニアである
㈱日立製作所製「A-Train」プラットフォームを採用。
アルミ製の形材を、摩擦攪拌接合(FSW)により
歪みなく接合することで美しい車体を実現。
前頭部は部位ごとに、匠の技からデジタル加工を適材適所に組み合わせ
複雑な形状を創り出しました。
本プロジェクトの目指す方向性が最新の車両技術と融合しあうことで、
美しい20000系が生み出されました。
EXTERIOR
外装のキーカラーとしているYOKOHAMA NAVYBLUE。
深みのあるダークブルーの塗装は、
横浜の街が刻んできた歴史をイメージしています。
前頭部のデザインは装飾的な要素を取り入れ、
優美かつシャープに作り込みました。
GALLERY
Photo by MIKIYA TAKIMOTO
INTERIOR
室内の幅が縮小されたことを感じさせないよう、中央高天井の構造とし、室内全体を高さ方向に意識するよう構築しました。
内装のトーンはグレーをキーカラーとし、ガラスや金属を多用したものとしています。
また、新たに採用したユニバーサルデザインシートは、座面の高さと奥行きを変更。
立ち座りが困難なお客さまも、安心してお座りいただけるように配慮しました。
HANGING
吊り手
9000系リニューアル車両に続き、楕円タイプの専用吊り手を採用。
SEAT
座席
一般座席は、クッション性を追求。表地は明るいグレーながら汚れにくい工夫を施した専用のものを引き続き採用しました。
ユニバーサルデザインシートとの組み合わせで多様なニーズにお応えします。
ILLUMINATION
照明
時間帯によって昼光色や電球色に変化するLED方式の調光調色照明としました。朝昼はさわやかな、夜はあたたかい光線が車内を包みます。照明器具は、中央高天井方式にマッチした形状として、天井全体を均一に照らしだす、今までにない雰囲気を醸し出すものとしています。
OTHERS
その他
車いす・ベビーカーのお客様向けのフリースペースは全車両に設置しました。
広告画面は大型21インチの液晶画面を通路天井に設置しました。
折り返しや途中駅での停車時に、お客様が操作できるドア個別操作スイッチで空調効果を高めます。
相鉄線の象徴である鏡を設置しました。
車内案内表記はデザインを統一し、わかりやすく、かつすっきりとまとめています。
扉上に設置した案内画面は、ヘッダ部を多言語標記に対応した見やすいデザインとしました。
MOVIE